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ブログ:すべてはコラボレーションから
COBOTは、「COllaborative roBOT」(協働ロボット)を略して作られた言葉です。協働ロボットはその名の通り、人と機械が協力して働ける環境を実現します。それを成功させるためにも、コボットにはクレバーなアームエンドツール(EOAT: End-of-arm tools)が必要になります。
Piabの piCOBOT®はまさにクレバーなEOATです。piCOBOT®は用途に合わせて構成を変更することが可能であり、小型の産業用ロボット全般と互換性があります。
さらに、ポンプユニットには高効率に真空を発生させるPiabの真空技術が採用されています。軽量なグリッパーユニットにはPiabの幅広い種類のサクションカップを取り付けることが可能です。
互換性、効率性、柔軟性が、EOATとロボットのコラボレーションを成功させるための前提条件であり、piCOBOT®はその条件を満たすツールです。
1996年に米国のノーザン大学の2人の教授がコボットを発明しました。そのプロジェクトは、1994年に人間とチーム作業を行える安全なロボットの開発を目指していたゼネラルモーターズのイニシアチブに基づいたものでした。
一般的にコボットは「共有スペースで人間と一緒に働くこと、および/または人間と直接やり取りすることを意図するもの」と説明されます。コボットは、人間にとって有害になり得る反復的で人間工学的ではない多くのタスクを処理できます。しかしながら、人間と機械のコラボレーションはさらに発展する可能性を秘めています。
国際ロボット連盟は、協働ロボットの産業用アプリケーションを次の4種類に分類しています。
1.共存。人間とロボットが別々のワークスペースで互いに連携して作業する。
2.連続的コラボレーション。人間とロボットが共通のワークスペースでタスクを共有するが、同時に作業はしない。
3.協力。人間とロボットが同じ部品または機械に対し同時に作業する。
4.レスポンシブコラボレーション。ロボットが人間の動きにリアルタイムで応答する。
現在、多くの産業用協働ロボット用途は、タイプ1およびタイプ2に分類されます。PiabのアームエンドツールpiCOBOT®は、
タイプ4のレスポンシブコラボレーションに向けて、タイプ3のアプリケーション範囲を広げることを可能にします。
piCOBOT®は元々、業界のパイオニアであるユニバーサルロボットのコボットと連携できるよう開発され、同社から認定された
製品でした。しかし現在は、他メーカーのコボットとも連携できるようになりました。
それは、オートメーション部門グローバルプロダクトマネージャーである私と、Piabの優秀な研究開発チームとのコラボレーションによる成果でもあります。ロボットメーカーから寄せられた多くのリクエストに応じて、私は研究開発チームにpiCOBOT®の汎用バージョンを製作するよう依頼をかけました。
その結果、標準ケーブルと汎用電気インターフェースおよび様々な機械的インターフェースを備え、多様なメーカーのコボットにプラグアンドプレイ拡張機能を提供できるpiCOBOT®が完成したのです。
互換性、効率性、柔軟性、汎用性を備えたPiabのpiCOBOT®は、あなたのコボットとコラボレーションする準備ができています!