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食品アプリケーションのパレタイジングサイクルを高速化。

4/6/2023に公開
食品アプリケーションのパレタイジングサイクルを高速化。

フランスの大手企業であるMAXPRO 社は、小麦粉の袋詰め工場のエンドラインオートメーションシステムに Piab の Kenos® KVGL グリッパーを導入することで、袋物のハンドリングの生産性向上を実現しました。

この工場の製品包装は 2 ラインで構成されており、1 ラインあたり 1 kg の小麦粉袋を毎分 70 袋処理する能力を持っています。搬送される製品は、800×600 mm サイズのグリッピングプレーンの上に配置されます。

そして、Kenos® KVGL グリップシステムを搭載した関節式ロボットが、2 ラインから小麦粉袋をまとめてピッキングし、パレットに置かれた 2 つのカートンボックスに運び入れます。

その後、大きさ 600 x 800 x H1100 mm の 2 つのカートンボックスは、包装ステーションに搬送されます。

Piab の真空技術を採用する前は、サクションカップを備えたグリッパーで、1 袋ずつピッキングしていました。袋の寸法差によって搬送物の落下が頻発しましたが、それを補正するのは困難で、プロセスに時間がかかり、信頼性に欠けていました。

「Kenos® KVGL フォームグリッパーを採用して、すべての問題が解決しました。グリッピングレイアウトの柔軟性を最大限向上することになり、サイクル時間は 20% 短縮されました」と、MAXPRO 社の技術部門マネージャーを務めるロベルト・ピエロボン氏が語ります。

「Piab のグリッパーのもうひとつの利点は、袋紙に損傷を与えることが多かったマルチカップグリッパーに比べて、把持面が大きく、必要な真空レベルが低いため、搬送物を傷めないことです」と、MAXPRO 社のプロジェクト&テストマネージャーのマッシモ・ロラート氏は付け加えます。

Piab の BX52P サクションカップを 4 個装備した Kenos® KVGL グリッパーは、レイヤーシートのハンドリングにも対応し、パレタイジング工程全体を最適に稼動させることができます。

「私達は、この選択に非常に満足しています。私達にとっては、現場に機械を設置することなく、Piab の試験施設で搬送試験ができることも重要でした。さらに、Piab の正規代理店である F.lli Bono 社のウラジミーロ・マルコナート氏の技術的なアドバイスも非常に参考になりました。」と、ロベルト・ピエロボン氏は締めくくります。

Piab の Kenos® 真空グリッパーは、様々な産業におけるワーク搬送プロセスを簡易化します。これは、フォームパッドをベースに、形状やサイズ、材質の異なるさまざまな搬送物を扱うために設計された汎用性の高い製品です。Kenos® KVGL グリッパーは、サイズ、フォームの厚み、流量制御技術を用途に応じて構成できることに加え、フォームパッドを簡単に交換できる設計になっています。摩耗により交換が必要になった際、専門のメンテナンススタッフでなくても、特別な工具不要で迅速に処理ができるため、ダウンタイムを削減し、工場の生産性を向上させることができます。
Kenos® KVGL グリッパーシステムは、Piab の COAX® マルチステージエジェクターを真空源として内蔵できるほか、MAXPRO 社で採用された仕様のように、電動バキュームポンプを外付けすることも可能です。


MAXPRO 社の小麦粉包装工場のエンドラインに設置された、Piab の Kenos® KVGLグリッパーを搭載したパレタイザー


MAXPRO Srl

MAXPRO 社は、特に食品、ペットフード、医薬品、化学、化粧品、製紙など、あらゆる業界を対象としたカートンエレクター、ケースパッカー、ケースクローザー、パレタイザーなどのエンドラインオートメーション機械の設計と製造を行っています。
同社は最新技術を駆使し、30 年にわたる経験を生かして、標準のソリューションとカスタマイズしたソリューションの両方を提供することができます。

詳細はこちら

パオロ・サンティ - シニアマーケティングアクティベーションスペシャリスト
+39 011 2263666
Piab Italia, Via Cuniberti 58, Turin, Italy


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