- サクセスストーリー
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SAR – ロボットの統合を手がける企業が、空気使用コストを50%削減
背景
SAR 社は、圧縮空気駆動式の真空ポンプ(シングルエジェクター)とロボットの統合を手がける企業です。Piab は、Piab 製品により改善できる分野やそのソリューションについて、同社からの相談を受けました。Piab の製品を採用すれば、現行システムの空気使用量を削減し、チューブ内の圧力損失を回避できます。Piab の製品を採用した結果、同社では生産目標に対して余裕が生まれ、ロボットを望む速度で稼働させることができています。
ソリューション
我々は、M8 接続規格に対応する piCOMPACT®10X を提案しました。同社では競合社から16ユニットのポンプを提案されてましたが、弊社の24ユニットのポンプに決めました。 piCOMPACT® の専有面積は非常に小さいため、実際には競合他社(16台)と合計の専有面積は変わりません。piCOMPACT® は、非常に効率良く真空を発生させる「COAX® Cartridge」を内蔵しています。このため、ロボットに搭載された計24台の piCOMPACT® を十分に作動させるだけの真空圧を供給できます。piCOMPACT® の仕様上の最低供給圧は、わずか3.5バールです。 もう1つの利点として、piCOMPACT®10X に搭載されているセンサーは競合他社製と比べて非常に高速なことが挙げられます。このため、ロボットへ信号を返す時間は非常に短く、サイクル速度を引き上げて生産性を向上できます。
結果
同社では、ロボットを最大速度で稼働させても空気使用量を 50% 削減できるようになりました。また M8 接続規格を採用したことで、ポンプあたりの配線数を2本(競合他社)ではなく1本に減らしており、設置作業は非常に短時間で完了しました。また、piCOMPACT®10X により騒音レベルが下がったことで、作業環境も改善するという付加的なメリットも得られています。