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チーズスライスパウチを高速で自動ハンドリング

3/22/2021に公開

CAMAグループは、PiabのpiGRIP®サクションカップと、COAX®真空エジェクターを組み合わせて、毎分280個のチーズスライスパウチをハンドリングできる最先端のシステムを製作しました。

CAMAグループは、チーズスライスパウチの包装ラインにて、Piabの® piGRIP® サクションカップ(FDA承認)と高効率の真空エジェクターCOAXをプラスチック素材のグリッパーに採用し、搬送マシンに装着しました。

この包装ラインでは、取り扱うパウチの種類が非常に多いラインでした。パウチが10種類、そしてそれらを梱包する箱も約15種類あり、梱包の仕方が何通りもあるのが課題でした。その組み合わせは100通り以上ありました。最大で1kgの重量になる組み合わせも存在しました。

最初に解決すべき課題は、搬送ワークに合わせたグリッパーの交換頻度を最小限に抑えることでした。CAMAグループは、全ての種類のワークに対応できるようにするため、2種類のグリッパーを開発しました。各ユニットは、真空エジェクターを備えた4つのサクションカップで構成され、一度に1つのチーズスライスパウチを吸着します。

このラインでのもう1つの重要な課題は、高速搬送により製品にシワが残ることを避けることでした。

プロジェクトを担当するCAMA社のR&DマネージャーであるMassimo Monguzzi氏は、「私たちは、製品に損傷を与えることなく、さまざまな種類の製品を高速で処理できる、FDAに準拠したサクションカップ(すべてのサプライヤーが提供できるわけではありません)を探していました。」と語ります。「Piabは、その要件を満たすカップを提案してくれました。Piabイタリア支社の技術者の協力のもと、吸着テストを実施し、優れた柔軟性を特徴とするグリッピングソリューションを開発できました。各サクションカップには真空エジェクターが統合されているため、ワークと接触しないカップがある場合でも、柔軟にワークを吊り上げることが可能なグリッパーとなりました。これは、結果的に省エネにもなりました。Piabの真空エジェクターを採用する前に、いくつかのタイプの真空ブロワーもテストしました。しかしそれは失敗でした。なぜなら、真空ブロワーの応答時間が長すぎて、真空を調整するのが難しく、最終的に製品に損傷を与え、結果として大量のロスが発生する可能性があるためです。そのため、真空エジェクターを各吸着点に設置できるPiabのCOAX® 技術にフォーカスしました。グリッパーに取り付けるサクションカップに関しては、直径34mmタイプのpiGRIP®カップを配置することにしました。その理由は、しっかりとした把持力を発揮しつつ、パウチに跡が残らないため、最適なソリューションであると判断したためです。」

piGRIP®は、用途に合わせて様々なパーツで構成できるユニークなサクションカップです。小さな袋物をカートンに入れる作業は、変化しやすい袋の表面に適応する必要があるため、特に柔らかいリップを備えるPiab® のpiGRIPサクションカップの得意分野です。安全で迅速な搬送が可能になり、オートメーションプロセスの高速化が可能になります。

Piabの真空発生技術COAX®は、エネルギー消費量を最小限に抑えつつ、初期真空流量の高さにより安全で高速なグリッピングを実現します。COAX® エジェクターは従来のエジェクターと同じ空気消費量で約3倍の真空流量を生み出します。空気供給圧が低くなったり変動したりする時でも安定した性能を発揮します。この能力は、ドイツ、ドレスデンのフラウンホーファー研究機構工作機械・成形技術研究所での独立した比較テストで実証されました。これらのテストから、Piabのエジェクターが他社製のエジェクターと比べて同じ性能を出すのに大幅に少ない圧縮空気で済むことが証明されています。これにより、圧縮空気消費量を削減し、総生産コストの削減に繋がります。

詳細情報をご希望ですか? ぜひお問い合わせください!

 

CAMAグループの概要

CAMA社は1981年に設立されました。同社は、食品・非食品市場のグローバル企業向けにハイテクな二次包装システムのエンジニアリングと生産をコアビジネスとしている国際的なリーディングカンパニーです。

www.camagroup.com


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