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PiabのKenos® KVGLによるパスタ袋の自動ハンドリング

3/4/2021に公開

Selematic社は、PiabのKenos® KVGL真空グリッパーを使用した最先端の自動梱包システムを製作し、多様な種類のパスタ袋を箱詰めする作業の効率化に成功しました。

Selematic社は、パスタ袋をカートンに箱詰めする自動梱包システムに、PiabのKenos® KVGL真空グリッパーを採用しました。カルテシアンロボットが操作するこのグリッパーは、四角い袋や、膨らんだ袋、長方形の袋など、多様なパスタ袋をハンドリングします。

カートンには、パスタ袋が上から積み込まれていきます。このプロセスの特徴は、パスタ袋の種類や積み方がさまざまであることです。したがって、システムで重要視されていたのは、搬送する袋の種類に合わせてグリッパーを交換する頻度を下げることでした。また、それとは別に、紙パックを搬送する際にパックが破損してしまうという課題もありました。

「Piabのグリッパーを採用する以前は、当社で構築したグリッパーを使用し、ブロワーでパスタ袋をピッキングしていました。扱う袋のサイズや積み方が変わるたびに、グリッパーを交換する必要がありました。そのせいでダウンタイムが多く、生産性に悪影響を及ぼしていました」と、プロジェクトの責任者であるSelematic社のエンジニアリングサービスコーディネーター、Alessandro Vitiello氏は語ります。

「さらに、ペンネパスタなど、紙パックに入っているパスタを搬送する際、パックの破損が頻繁に発生していました。今ではKenos® KVGLグリッパーのおかげで、パックを損傷することなく、1台のグリッパーで様々なサイズのパスタ袋をピッキングすることができるようになりました。同時に、グリッパー交換によるダウンタイムが減ったことで生産性も向上しました。PiabのKenos® KVGLグリッパーを選択する前に、他社のグリッパーでテストしたことがありました。それらはうまく機能したものの、KVGLよりも高額でした。

また、プロジェクトの導入中にPiabから受けたコンサルティングサービスも私たちを納得させるものでした。Piabイタリア支社の技術者は、Piabの正規販売代理店であるTesfluid社と協力し、Kenos® KVGLグリッパーに最適な真空ポンプ・サクションカップの選定をサポートしてくれました。」

Kenos® KVGLグリッパーには、piGRIP®サクションカップ(BGIリップφ34)が取り付けれました。

袋物に対して適切なカップが採用されたことで、同社のシステムは毎分80~120袋をハンドリングすることが可能になりました。

PiabのKenos®真空グリッパーは、食品、包装、木材産業等におけるワーク搬送プロセスを簡素化するために開発されました。さまざまな形状、サイズ、密度のワークに対応できるよう、幅広いモデルが展開されています。Kenosグリッパーの多くは、真空発生器を内蔵することが可能です。また、Selematic社の例のように、真空発生器を外付けすることも可能です。汎用性が高く、お客様の特定のアプリケーションに合わせてバリエーション豊かに構成することが可能なKVGLは、Kenos®グリッパーの中でも特に食品業界に適したモデルと言えます。

piGRIP®サクションカップは、ニーズに合わせてパーツを自由に構成できる、ユニークなモジュール式のサクションカップです。様々なタイプのワークに適応し、迅速で安全なグリッピングを実現します。

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