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新製品 Kenos®FlexiGripは汎用性が高く、様々な要件に対応します

12/8/2022に公開

多くの産業において、ロボットグリッパーの適応性はオートメーション化の成功の鍵となります。Kenos®FlexiGrip (KFG)は、フォームパッドによって多様なワークのピッキングに対応できる汎用性を備えています。また、モジュール設計により、製品変更時の迅速かつ容易なセットアップや、既存装置への容易な組み込みを可能にします。KFGは、産業ロボットおよび協働ロボットに単一のグリッパーとして使用できる他、産業ロボットと組み合わせてアームエンドツール(EOAT)として使用することができます。Piabの既存のKenos®グリッパーは大型サイズが中心に展開されているため、この小型サイズの真空フォームグリッパーが加わることで、より充実した製品ラインナップとなりました。

新製品Kenos®KFG真空フォームグリッパーは、粗く、凹凸のある構造の表面を有する製品を大量生産する現場において多くの利点をもたらします。例えば、建設資材、木材、段ボール、口の開いたジャー、瓶、そして複雑な自動車部品などです。また、液体の入ったパウチなどの袋物のハンドリングに対応できる仕様にもできます。これらのワークは通常、ハンドリングが非常に困難です。特に、機械的なグリッパーでは、ワークを傷めてしまいます。KFGは、面の凹凸にフォームが馴染むので、中型サイズのワークを傷つけずに、しっかりとハンドリングするのに最適なソリューションです。

KFGは、多種多様なワークに対応することができます。

逆止弁、流量制御、バッググリッパーの3種類のバージョンを選択できます。

流量制御用のオリフィスを備えたバージョンは、最大360°の回転に対応するのでワークを逆さにしてハンドリングすることができます。薄く軽量で、高速アプリケーションを可能にします。

自動逆止弁を備えたバージョンは、フォーム全面を覆わないワークにも、フォーム全面を覆うワークにも対応できるため、適応できるワークサイズの範囲が広がります。このバージョンは、粉塵への感度が低く、フィルターが不要なため交換部品が少なくなります。最大80°までの回転に対応します。KFGはフォームパッドと逆止弁という独特な組み合わせにより、ピッキングの失敗が極めて少なく、非常に信頼性の高いソリューションとなっています。

バッググリッパー バージョンは、柔らかい袋物用の標準フレームか、液体入り袋物用の追加フレームで構成することができます。このような袋物を、穴を開けたりリークを生じたりすることなくハンドリングが可能です。

KFGは、直径80mmおよび100mmの円形グリッパー、またはサイズ80mmおよび120mmの正方形グリッパーで提供しております。

Kenos® KFGは、真空カートリッジをグリッパーと一体化させて分散配置して使用することも、一つの真空源から複数のグリッパーを繋いで集中配管型として使用することも可能です。もう一つのオプションは、バキュームポンプを介した遠隔外部真空生成で、これにより、ロボットアームの摩滅が減少し、その寿命が伸びます。

この容易に適応可能な真空フォームグリッパーにより、Piabのグリッピングソリューションの幅がさらに広がります。表面が粗いワークを扱うお客様のアプリケーションのニーズに合った製品を提供致します。

お客様にとってのメリット

  • 汎用性の高いグリッパーによりピッキングの失敗を減らすことで効率が向上します。
  • アプリケーションに応じて様々なオプションを選択可能です。
  • フォーム交換が簡単で、ダウンタイムが減少します。

アプリケーション

  • 包装業界
  • 自動車
  • 建設
  • 木材のハンドリング
  • 一般産業

詳細情報をご希望ですか? ぜひお問い合わせください!


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