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piGRIP® FLCがPiabのサクションカップの世界を広げます
piGRIP® FLCは、既存のすべてのPiabサクションカップの有用性を拡張する、新しいコンポーネント、インターフェースです。「アプリケーションに関係なく、この製品はピッキングにおける高低差や角度調節を、簡単かつ洗練された方法で処理するのに役立ちます」と、Piab Vacuum Automation部門のプロダクトマネージャー、Lennart Ryberg氏は述べています。
(piGRIP®) FLCは、「Flexible Level Compensator(フレキシブルレベルコンペンセーター)」の略です。既存のPiabサクションカップの高さ補正能力を強化し、カップの正確な位置決めに対する要件を軽減するように設計された、新しい革新的なPiabコンポーネントです。
piGRIP®ベローズとお好みのサクションカップの間にFLCを追加することにより、操作の柔軟性が向上します。独自のシール性能や摩擦パターンを備えているがストロークが足りていなかったカップを使用することができるようなります。
「piGRIP® FLCの導入により、Piabは幅広いベローズサクションカップの組み合わせの可能性を広げ、精度を向上させながら、さらにカスタマイズされたソリューションを可能にします」と、Piab Vacuum Automation部門のプロダクトマネージャー、Lennart Ryberg氏は述べています。
角度補正
FLCインターフェースは、ジョイント能力も備わっております。吸着するワークに対してサクションカップを傾けて角度を調整することで、可動域を広げることができます。さらに、クランプフィッティングを使用すればFLCはベローズとサクションカップをより確実に接続します。操作中にカップが外れるリスクを軽減することで、吊り上げワークが損傷するリスクを大幅に下げることができます。
この新たなコンポーネントのもう一つの優れた機能は、piGRIP® FLCとサクションカップの間にpiSAVE® senseバルブを統合できることです。これにより、ワークをピッキングする前に、FLCストロークの伸縮を制御することが可能となり、これまでにない機能が追加できます。
持続可能な製品
Lennart Ryberg氏は、全てのpiGRIP® FLCの材質がREACH(EC 1907/2006)およびRoHS(2011/65)規制に準拠していることが前提条件の一つであったと説明しています。
「ロックナットやメス型接続を含む全てのフィッティングは、アルミニウム製で再利用可能です。piGRIP®ベローズとサポートは、摩耗した場合でも簡単に交換できます。つまり、FLCを使えば、モジュール性と柔軟性とは別に、新たなレベルで弾力性と持続可能性を提供することができます」と、Lennart Ryberg氏は締めくくります。
piGRIP® FLCは、構成可能な製品で、piab.comで入手できます。