- ニュース
- PiabのpiFLOW®pバキュームコンベアでミルク顆粒を安全に搬送
PiabのpiFLOW®pバキュームコンベアでミルク顆粒を安全に搬送
様々な乳製品を製造するポーランドのPolmlek Raciaz社は、生産工程でインスタントミルクの搬送時に顆粒が崩れるという問題を抱えていました。PiabのpiFLOW®pバキュームコンベアは、同社にとって理想的なソリューションとなりました。高真空流量を発生するエジェクターのおかげで、搬送速度を調整し、顆粒を理想の状態に維持することが可能になったのです。
Polmlekグループの乳製品メーカーであるPolmlek Raciaz社は、乳製品の生産工程でインスタントミルク顆粒の搬送時に顆粒が崩れる問題を抱えており、同社の搬送システムを見直す必要に迫られていました。搬送プロセスで使用していたブロアーやスクリュー、ロータリーバルブでは期待した結果が得られず、日常的に製品のロスが発生していました。
「当社工場の別の生産現場で、既にPiabのバキュームコンベアを2台使用していました。Piabポーランドのサービスに満足していたので、問題を抱えていたラインの搬送システムも、PiabのpiFLOW®pバキュームコンベアに替えることに決めたのです。」と、Polmlek Raciaz社の技術管理者であるBogdan Graczyk氏は説明します。
PiabポーランドのプロダクトセールスマネージャーTadeusz Fobkeは説明を加えます:「弊社のバキュームコンベアによる真空搬送で、実際に顆粒の損傷を防ぐことができるか確認するために、社内のデモユニットで試験搬送を行い、Polmlek社の搬送ラインで必要とされるパラメーターを設定しました。」
搬送製品の品質問題を解決することに加え、Piab piFLOW®pバキュームコンベアを設置したことで、プロセスに必要な作業人員の削減も可能にしました。さらに、メンテナンス頻度が減り、機械のダウンタイムが減ったことで、生産量も増加しました。
粉体搬送用Piab piFLOW®pバキュームコンベアは、食品および医薬品産業で求められる高水準の安全性と衛生性基準に完全に適合します。本コンベアの材質は電解研磨処理されたステンレススチール製で、米国FDAおよびEU 1935/2004規格に準拠して製作されています。配管となるホースはポリウレタン製で、ホース壁面にはらせん状にスチールが埋め込まれています。これにより製品の帯電を最小限に抑え、等電位接地が可能です。コンベア内部のフィルターは、各搬送サイクルの後、エアショックが与えられ自動的に洗浄されます。コンベアを制御するコントロールユニットは、本体とは別にキャビネットに格納されます。
piFLOW®pコンベアはATEXガス・粉塵認証モデルを選択できます。標準的なアプリケーションとしては顆粒、粉体の搬送、包装機への充填、フレコンバックへの充填及び抜出、ドラムや袋への充填や抜出、破砕機、篩、ミキサー、ブレンダーへの原料供給や後処理装置への搬送、タブレットおよび壊れやすい製品の搬送、粉じん爆発の危険性のある粉体の搬送などが挙げられます。省スペース設計なので、設置場所が制限されている場合にも適しています。