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Piabのバッグ・グリッパーの導入により、Sapho社の生産性が向上

2/4/2020に公開

冬が到来すると、路面が凍らないように保つ必要があります。Piabのハイブリッド・バッググリッパーを使用することにより、Sapho社は、冬季ビジネスである路面凍結防止用の道路塩の製造準備において、そのサイクルタイムを大幅に向上させることができました。

ドイツのオストラッハに本拠を置くBilgram Chemieグループ傘下のSapho社では、従来のバッググリッパーはもはや必要とされる性能要件を満たしていませんでした。同社が他の会社を訪れたとき、より優れたグリップソリューションがあることに関心を示しました。そのグリッパーが特に優れていたのは、作業員によるモニタリングを必要とせず、その間に他の作業ができることでした。翌冬のシーズンに備えて、同社は新しいグリッパーに投資することを決定しました。

「私達は、よりパワフルで、綺麗で寸法安定性の高い状態でパレットを梱包できる機械を求めていました。メーカーを数社訪問した後、私たちはPiabのテクノロジー、ノウハウ、およびサービスに確信を持ちました。ロボットにpiabのグリッパーを組み合わせることで、必要な時に迅速に対応することができます。」と、 Sapho社のテクニカルディレクターであるウーヴェ・グルンシュタイン氏は説明します。ドイツ南部、オーストリア、フランスの一部の地域には、Sapho社の塩倉庫から最大5万トンの凍結防止塩が供給されています。この倉庫には5月から10月にかけて、この地域の鉱山から採れた塩が保管されています。

PiabはSAS Automation社を傘下に収めたことで、2017年11月から最大50kgの重量に耐えられる頑丈な設計のハイブリッド・バッググリッパーを提供できるようになりました。このグリッパーは、Sapho社の10kg、25kg、50kgの塩が入った袋でも扱える優れた構造になっています。

ロボットアームに取り付けられたハイブリッド・グリッパーは、充填済みの袋をローラーベルトから持ち上げます。グリッパーは両側の複数のフォークをベルトローラーの隙間から入れ、袋を下側から持ち上げます。そして、グリッパーフィンガーに袋を載せた状態で移動します。Piabハイブリッド・バッググリッパーは既存のシステム、特にSapho社が使用するローラーベルトに正確に適合するように、フォークの間隔をローラーの間隔に合わせました。

Piabのバキュームオートメーションおよびロボットグリップ部門のチームリーダーであるローランド・シンガーは「当社は、このようにわずかな変更を加えるだけで標準製品を拡張し、顧客のニーズに適合させることができました。これは完全にカスタマイズされたソリューションに比べ、納期とコストの点で優れており、お客様にアドバンテージを提供することができます」と述べています。

ワークを置く時には、まず最初にグリッパーフィンガーが開き、次にカバープレートが開きます。その結果、ワークは落下中においても形状を保ち、パレットにしっかりと寸法安定性を維持しながら積み重ねられます。

グルンシュタイン氏は次のように説明します。「文字通り山のように大量の塩を保管している私達の倉庫では、10台以上の機械を使って大きなバッグ、PEサック、袋、バケツなどに塩を自動充填しています。その数は、1日あたり800〜1,000以上のパレットにものぼります。従来よりもプロセス全体の生産性を高めるためには、特に袋のパレタイジングのサイクルタイムを早める必要がありました。Piabハイブリッド・バッググリッパーを新たに導入し、作業工程を僅かに変更しただけで、従来のシステムでは1分間に6袋しか扱えなかったものが、9袋パレタイズすることが可能になりました。1日あたり約16枚のパレット、つまりトラック積載量半分以上を従来より多く生産できるようになりました。さらに、ワークを損傷することなくスムーズにパレタイズできるのです。」

「従業員も解放感を感じています。重量約10kgの袋を運ぶグリッパーは、パレットに敷く段ボールも自動でハンドリングしてくれます。従業員が手作業で各パレットに段ボールを敷く必要がなくなったのです。これにより、彼らが腰を痛めるのを防ぎ、他の作業に専念できるようになりました。また、オートメーションプロセスに従業員が干渉する必要がなくなりました。」とフィリングソリッドの副責任者であるマヌエル・ベンダー氏が付け加えます。

「当社は、夏季休暇を利用して工場を改造し、冬のビジネスに備えました。設置は、基本的にプラグアンドプレイのように非常に簡単でスムーズに行えました。設置中にはPiabのサポートがあり、また彼らのアドバイスによってグリッパーをさらに最適化して使用することができ、そのおかげであらゆる可能性を最大限に活用することができました」とグルンシュタイン氏は続けます。

Piabの高耐久バッググリッパーは、穀物、化学薬品、ドッグフード、鉱物などが中身となるプラスチック、織布、紙製バッグのパレタイジングに最適です。調整可能なハイブリッド・バッググリッパーに加えて、Piabでは静的なバッググリッパーも提供しています。どちらのタイプも、25kgおよび50kgの荷重に対応するよう設計されています。これらのグリッパーは高価なカスタムツールが不要で、短時間でセットアップが完了します。グリッパーフィンガーは安全で頑丈なステンレススチール製です。カバープレートは、パレットにバッグを正確かつしっかりと配置するために使用されます。どちらのグリッパータイプにも、中間レイヤーまたはパレットフックを配置するためのサクションカップをオプションで装備できます。

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Piab会社情報
Piabは世界各国のオートメーション産業にスマートなソリューションを提供し、e-コマース物流、食品、医薬、自動車およびその他の業界のメーカー/ユーザー様のエネルギー効率、生産性、作業環境の改善に貢献しています。社員数は全国で500人以上、2018年の売上高はSEK 12億クローナを達成し、現地法人や販売店のネットワークを通じて約70ヵ国のお客様にサービス提供するグローバルな企業です。成長性があるセグメントと地域をターゲットとして、オートメーションおよびロボティクスにおける継続的な技術開発を活かし、Piabはグリップと移動ソリューションのグローバルリーダーを目指しています。

Sapho会社情報
Bilgram Chemie社は1971年に設立され、現在、化学薬品、洗剤、クリーナー、精製剤、バイオガスプラント製品、熱および冷却媒体、接着剤の卸売、および受託充填やプラント建設などのサービスに積極的に取り組んでいます。Bilgram Chemieグループは、ドイツのオストラックに本社があります。製品は、ドイツのフランクフルト/マインにある同社の子会社およびドイツのキルヒハイム・ウンター・テックに所在する持株会社を通じても販売されています。ヨーロッパの協力パートナーの広範囲で密なネットワークを通じて、常にお客様と密着し、同社のさまざまな事業分野に最適な販売ネットワークを提供しています。同社の子会社およびパートナー会社との協力により、ドイツおよびその他ヨーロッパ諸国の広い範囲で代理店を設立しています。

詳細情報
Piab:

マーケテイングおよびコミュニケーションマネージャー副社長、Kajsa Blixth
電話:+46 (0) 8 630 25 85
メール: kajsa.blixth@piab.com

Sapho:

テクニカルディレクター、Uwe Grundstein
電話:+49 (0) 7585-9312-0
メール: uwe.grundstein@bilgram.de
www.sapho-gmbh.de


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